コミュニケーション術

話の糸口が見つからない時は・・・

まだ親しい関係でない人と会話する際には、

「話の糸口がなかなか見つからなくて気まずい」

という経験をされた方は多いのではないでしょうか?

そこで今回は、話の糸口が見つからない時の突破口をご紹介します。

初対面の人と会話をする際のヒントにもなりますので、是非、ご一読ください。

■適度に整理すべし(テキドニセイリスベシ)

営業マンなどが話の糸口を見つける為に使われるものとして
「適度に整理すべし(テキドニセイリスベシ)」というものがあります。

これは、以下のように会話の糸口となる対象の頭文字を並べています。

テ・・・テレビ
キ・・・気候(天気)
ド・・・道楽(趣味)
ニ・・・ニュース
セ・・・生活全般・性
イ・・・胃(食事)
リ・・・旅行
ス・・・スキャンダル
ベ・・・勉強
シ・・・仕事

この、適度に整理すべし(テキドニセイリスベシ)という言葉を覚えておけば、
何を話したら分からないと言った時に役に立ちます。

よく、「今日は良い天気ですね〜」と使う方がいますが、これも立派な会話の糸口になります。

その他、この法則を使うと、

「そういえば、ニュースで〇〇さん達が結婚しましたね。(ニュース)」
「何か、最近はまっている事とかあるんですか?(趣味)」
「お仕事は最近、お忙しいですか?(仕事)」

など、様々なバリエーションで会話を作る事ができます。
話の糸口に困ったら「適度に整理すべし」を思い出してみましょう。

■相手の外見をチェック

会話の糸口のヒントは、目の前の相手にこそ隠されているものです。
まずは、相手の外見をチェックしてみましょう。

お洒落なネクタイをしているのであれば、

「そのネクタイ素敵ですね。どこで購入されたんですか?」

相手が日焼けしているのであれば、

「今年の夏は、海に出かけられたんですか?」

など話のきっかけを作る事ができます。

もし、いつもスーツ姿の女性の服装を見た時には
「今日は、私服なんですね。そういった服装も似合いますね。」

など、様々な会話の糸口が見つかるはずです。
まずは相手に興味を持つ事から始めましょう。

■前回の会話の内容を思い出す

もし、会話している相手と顔見知りであれば、以前話した会話を思い出してみましょう。

例えば、前回話した時に「今回、始めてマラソン大会に参加することになったんです。」

と話していたとします。

その事を思い出したなら、

「そういえば、マラソン大会に参加されると仰っていましたね。練習は進んでいますか?」
「大会には、参加されたんですか?結果はどうでしたか?」

などと会話の流れを作る事ができます。

また、前回の会話の内容を覚えてくれていた事で、相手は

「この人は、私の話をよく聞いてくれていたんだな。」

と思うので好印象を与えることができ信頼関係を築きやすくもなります。

今後、仲良くしたいと思う人であれば、その人の事について1つくらいは覚えるようにしておきたいものです。

■まとめ

今回は、話の糸口が見つからない時の突破口をご紹介しました。

・適度に整理すべし(テキドニセイリスベシ)
・相手の外見をチェック
・前回の会話の内容を思い出す

話の糸口が見つからない時や初対面の人と話す機会が多い人は、
まず「適度に整理すべし(テキドニセイリスベシ)」を覚えておくと困った時に役に立ちます。

また話の糸口は相手の外見をしっかりとチェックしていれば、意外と多く見つかるものです。
その他の突破口としては、顔見知りの場合だと前回の会話の内容を思い出すという手もあります。

この方法は、話の糸口を見つけるだけではなく、相手に「自分の話を良く聞いてくれたんだな。」
と好印象を与える事も可能です。

このように会話の内容に困ったら今回ご紹介した方法を、是非、試してみてください。


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